── 執務室 ──
[王子に案内され、お辞儀をしてから部屋に踏み入れる>>80と
山積みの書類が目に付く。無理もない、ここ最近、王不在のため行き場をなくした書類が両王子の元に行く。元の量も去ることながら、崩御の報せを受けてあちこちで暴動が起こっていると聞く。なんでも南の方でも暴徒らが騒ぎを起こしているそうな。]
王の急逝、心中お察しいたします。
[殺しておいて何という言い草だろうと己に呆れながら]
いえ、調査は難航しておりまして……依然その真贋は定かになっておりません。
が、監査局が調査とは違う動きを見せている事も事実。
不利な証拠があれば隠蔽するつもりなのでしょう。
[軍としてはそれを押さえたい、と展望を口にし]