― 魔王城最深部 ―それはそれは。[魔族を”敵”と思うことが出来た。>>86そう紡ぐカヤの瞳に温かさはない]………『私は貴方だけには負けない』でしたか。[かつて刺客を差し向けた時、追い返された配下が伝えてきた言葉>>87。聞いた時はつい、笑い声を上げてしまったものだ。一人で立ち向かい続けたことも、誰に似たのだか、と喉奥で笑った]