― 待ち合わせ場所 ― 輝音さん、お待たせしました! すみません、僕も早く出たつもりだったんですが……すごく早かったですね?[彼が時羽流へ連絡する前か後か>>112金髪に眼帯にヘッドフォンに黒服と、これでもかというほど特徴的な姿が見えてからは、彼の前へと猛ダッシュ。一つ先輩であり、幼馴染でもある牧野の元へたどり着く頃は、汗だくになって肩で息をついていた。] ……早速行きましょうか。 きっと船内は涼しいですよ。[緩んだネクタイを見るに、きっと彼も暑いのだろうと、港へ向かおうと促した。]