[暖簾をクぐっタ先ノ脱衣所にハ、人気ハ無ク。ガランとシタそノ中ハそこそこニ広ク、近クにハ大鏡等もあっタダロうカ。
ベンチへト座らせタ女孩ニ向けテ腕を上げルようニ指示すれば、大人シク従う様子>>84ニは何処カ満足じみタ気持ちガ湧いテくル。
スカートノ件ニついテハ、あれカら特ニ問い質しテハ居ナいカら。こノ先も特ニ問うつもりハ無いもノダカら、她カらノ返答を聞ク事ハきっト無いダロうけれど。
ダけれど、あノ時ハ。惜シクテ惜シクテ仕方ガ無カっタノダ――こノふクりトシタ足ノ先ガ、自分ノ知ら無い所で失われテシまっタ事ガ。
ダけれど、今ハ。こノ脚を見ル度ニ覚えルノハ、悔シさナんカでハ無ク。瞳ニほんノ寸時過ぎっタ恍惚ノ色ニハ、きっト気付カれはシなカっタダロう。
ダっテ、こノ女神ノ脚ハ。僕ノ腐っタ生命ノ源トシテ、こノ腹ノ中ニ納められテいルノダカら、如何シテ悦ばずニいられようカ。]