[彼はその後も引き金を引いただろうか。しばらくしてディーターが引き金から手を離したのを目で確認すると思わず笑いがこぼれた。滑稽で、絶望的な『悪夢』が終わる。やっと『夢』から覚める事ができた。]あはは……ははははは……!!!いや、ごめん。つい、嬉しくてさあ……あー………もう思い残すことはない。[撃ちぬかれた両腕をだらりと、垂れ下げる。もうこれに用はない。]