……だめ、だなあ、ほんと。
賭けたくせに、信じ切れてないから…
罰でも当たったのかなあ……
[どうしてなんて聞いても誰も答えてくれないから、行き場のない感情は、自分でどこかへ向けるしかない]
[こんな形で、アルビンと長く向かい合うつもりなんて、なかった。雪が降ったって、それ自体ではこんな事になる確証はなくて、彼へと瓶詰めを選んで持って来たりもしたのだ。遠くでも売れてくれたらいいなって商売っ気じゃなくて、自信作が美味しいって言って貰えたら嬉しいななんていう、長閑な気持ち。
そんな穏やかな暮らしだった]
[もうやだな、かえりたい。
俯き、そうぽつりと零して――再びホークを振り上げた]*