[殿下の、絞り出すような、短い言葉が聞こえたなら。肩を叩いた彼の手に、自らの手を重ね。] どうかご安心ください。 僕は決して居なくなったりしませんから。 ……僕には二つの夢があります。 "陛下"となったウェルシュ様のお側で辣腕を振るう夢と、 三人の子供の成人を見届けるという夢が。 それらを叶えるまで、何があっても死ねないのですよ。[心配ご無用!と、笑ってみせたのだった。]