人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


天軍指揮官 ナネッテ

― 光の御船 ―

 補填効率は…、ふむ。
 これ以上の上昇は難しい、か。

[あまりに量の補充を優先しすぎれば、質が犠牲となる。
 下級天使など消耗品だが、あまりに脆いのも考えものだ。]


 このままで良い。
 一軍は編成次第、箱舟へ留めおけ。
 御子らの眠りを妨げなどさせぬよう。


[上級天使らを留め置くことはしなかったが、
 箱舟がまるで無防備で捨て置かれているわけでは、無論ない。
 大天使が再び遥かなる高みの船に戻った後、
 さほどの時を置かずして天使の一軍が箱舟へと降下した。

 光の天使らの加護の輪は、
 やがて白く輝く繭の周辺を光で淡く覆うだろう。
 それはあたかも、それ自体が奇跡の顕現にも似て。**]

(131) 2017/11/07(Tue) 01:55:12

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby