― 『世界軸』上層・天聖の間の仔竜 ―『……きゃう?』[試練の成り行きを見守っていた薄碧の仔竜は、不意の呼びかけ>>122に惚けた声を上げた]『きゃう……きゃうう』[基本的に、石の化身たる仔竜たちは食を必要としない。ついでにいうと、自分だけもらうのはちょっと、ちょっと、とか。色々と、思う所があるから、ふるる、と首を横に振る]『……きゃう』[それから、小さく付け加えた鳴き声は。『せっかくだけど、ごめんね?』と伝えたい、そんな気持ちを響きに滲ませていた。**]