[言葉が紡げないままに地面に下ろされる>>129。驚いて声が出ないのは、まさか受け止められるとは思っていなかったし、トールがそんな行動を取るとも思っていなかったからだ]そっ れは、 いい────[貸し借りの話には声をひっくり返しながら首を横に振って、構わないと伝えようとして。見上げる先でトールの手が彼の胸を押さえていることに気付いて言葉を途切れさせる]