行きますわ。[両の剣を抜くと同時、唇が呪を紡ぐ] ―― 迸れ ――[精霊による目に見えぬ流れが、足元を浸す。 自らを後押しする波を感じれば、それを蹴立てるようにして駆ける。 剣を握る両の手は、翼のように後方へなびかせて]