― 天龍滝への道 ―
[故郷が傾く、という言葉>>118にほんの一瞬眉を寄せるものの、それはすぐ掻き消えて。
会えたと聞いたら悔しがる>>107、というのは理解できるので、確かにな、と頷いた]
ん、久しぶりだな。
……また、会う事になるとはちょっと思わんかったが。
[向けられた声に返すのはこんな言葉。
本来ならば天霊遺跡を離れられぬ身、顔を合わせる相手は限られているから。
名を呼ばれた嵐龍はるー、と鳴いた後、こてりと首を傾いで。
るー、るるぅ? と不思議そうな声を上げる。
身軽になった? と問うているのだが、言葉までは伝わらない事はすっぽ抜けているらしい。
一応、疑問の響きは伝わるだろうけれど。*]