くおん。 ……紅色のそのって書いて、紅苑。 アンタ頭赤いし、私のフィーリングがそう言ってる。『……さよか。』[名付けられた小悪魔は、どこか複雑そうな表情を浮かべて、 ふいと、シェイに背を向け、先にブティックの外へ出た。 契約した魔女は契約者から離れられない。シェイも引っ張られるようにして、外へと。]