>>117 さりげなくおねだりすんなや、おい。
[かわいくはないぞ、と苦笑してリヒャルトの要求を一度は退けるものの、ファミルが無邪気に可愛らしく、リヒャルトに同意する>>125ものだから、ルートはやれやれと折れた。
年下の二人の様子が、ルートにはとても可愛らしいものに思われたのだ。]
しゃあないなぁ、明日の朝作ったるさかいに待っとき。
[彼らが喜んだなら、ルートはふたたび「やれやれ」といった感じで首を横に振る。]
[執拗に唇に押し付けられた甘夏を食べれば、さすがタクマの育てたものとあって、とてもおいしい。少し後で、リヒャルトに共犯にされたことに気づいて、おい、とまた苦笑したことだろう。]