―もうちょっと先のお話―[毎夜のように、黒き霧の中で「自我」がある限り真剣に机に向かう…の姿がそこにはあったことだろう][その魔術が完成するのはいつ頃か。先は長いけれど]次こそ…は。[いつかまた出会う「彼」はどのような姿かまだ分からないけれどそれでも、彼がまた「夜兎」であったならば]今度こそ、みんなで一緒にいようね?[それは彼を人に変える魔法のような]―その先を知るものはまだ、いない―