人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


皇子 ロー・シェン

[ アイリの顔は、本当に眠っているだけのように見えた。このまま目を開きそうだ、と思いながら、傍らに置かれた蒲公英を拾い上げて、胸の上に置き ]

......?

[ 置いた蒲公英が、風もないのに揺れた気がして、瞬く ]

リー...?

[ 片手を伸ばし、その頬に触れる。指先が微かに震えているのが、自分で分かった。僅かな、けれど、確かな温もりが触れる ]

(130) 2017/02/12(Sun) 16:03:56 (fukafuka)

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