……知っての通り、ボクの身体は自然なものじゃない。『機』の力を直接身に宿した……ある意味では、摂理を捻じ曲げた異端の存在だよ。自然を象徴するような存在の……龍の命を預けられるに足るとは、自分ではちょっと思えないんだけど。[僅かに目を伏せ、ぽつりと告げる様子は、珍しくも自信なさげで。何事か、迷うような気配も色濃く漂う。命を預ける、魂と共に在る。そんな言葉に安易に応じてはならない、と思ってしまうのは、そこに籠もるものの重さを知るが故。*]