[途切れた言葉の先で、ディークが何を考えているのかはわからないが。彼は、指揮官としての有り様だけではなくて、親友として、心配しているのだろうか――。そんな思いが過ぎった。私人としての自分を押し込めようとするあまりに、ディークが自身にもつ友人ととしての思いをも、見失っていたのかもしれない]