[ そして、くしゃみの後
仄かに感じた違和感に、首を傾けていたなら
心配したのか、主人の手が此方へと伸び>>117]
―――…?
[ 熱を測られるのかと思ったら
それより上の方へ手が伸ばされた。
こしょこしょ髪の先を擽られるような感覚に
自身に狐の耳が生えているせいとは思いもせず
何故だろうかと、しきりに瞬きを繰り返し]
―――ッ!!?
[ ようやく自身の異変に気がついたのは
ワンピースの裾から手を入れられた時のこと。
腰でもお尻でもない位置を触れられた拍子
太ももの辺でふわふわしたものが揺れ]