なん…?!
[ 飛翔した天使を追うために旋回した時、その手からサーベルが、翼に向かって投じられる>>118 ]
んなもん、返していらねー!
[ 見るからに凶悪な力を感じさせるサーベルに纏い付いた影の気配に、ざわりと悪寒が走ったが、避けるには距離が足りなかった ]
ぬあっ!?
[ 本来はそれほど重くないはずのサーベルの刃が、複葉機の翼を易々と貫通する。すでに黙示天使の光弾によって一部が削られた翼が、大きく双翼のバランスを崩され、機体が錐揉み状態となって落下し始める ]
こ、のおお!
[ それでも操縦桿を離さず、なんとか不時着だけでもと機首をあげようとした、その目に黒竜の吐いた炎の色が映り>>124同時に天から降る声が届いた>>126**]
Perché?