それはもう。使える部下は大事にしないと。[なみなみとジョッキに酒を注いで、ついでに隣に座る。ドライフルーツを噛む口元を見ながら、薄い笑みを浮かべた。] だろうね。 残っていた連中は全員死を覚悟していたし、 他がどこに逃げたか聞いても、誰も口を割らない。 まったく、忌々しい連中だな。[尋問は皇帝の腹いせとセットだったから、なにが行われたかは推して知るべしだ。]