人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


元軍将校 ガートルート

― シュビト・決起集会時 ―

[嫡男にオルヴァル家の血は流れていない、という母の告白から始まった一連の騒動。
父親は自分を無いものとして扱い、周囲は放蕩息子が勘当されたと受け止めているようだが―――事実はもっとどす黒い。
ソマリがどこまでオルヴァル家の事情を把握しているかは知らないが、口の堅い妹は、従兄弟にも当時の経緯を話してはいないだろう。

ふぅと息をついてから、一時周囲に張っていた気配を絶ち、紙とペンを手に向かい合う。
立ったまま書いた為少し歪んだ、走り書きのような文字で。]

『そちらは変わりないようで何よりだ。
 クローディアが世話になったと風の噂で聞いた。
 感謝が遠く、不義理をしてすまない。
 ああ近いうちに、再会を楽しみにしている。』

[何処で再開するのかは解らなかったが、いつか、近いうちに会うのだろう、そんな予感もあり。
帰りの便りをくくりつけ、休息させていた鳩にくくりつけて後元居た場所、アレイゼル領へと放つ*]

(130) 2015/03/07(Sat) 17:43:16

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