― 『神魔の領域』・外周の森 ―
[こちらの名乗りには気のない返事をされる>>120。
権威がないことは承知の上だが、『領域』で好き勝手されるならば見過ごす訳にはいかない。
軍務だと返す声に、鋭い気配は感じつつも視線を険しくし]
この『領域』で?
この地が如何な国でも不可侵であることは、貴方とて承知のことでしょう。
[詳細は明かされなくとも、良からぬ理由であることは推察できる]
……一体どんな手を使って入り込んだのか知りませんが。
貴方のような輩を、神魔様がお認めになるとお思いで?
[神魔により試練が課されるというなら、相応しくない者は排除されることになるのだろうと。
そんな当て推量も込めつつ、相手へ向けじり、と一歩を踏み出す*]