天上宮を、最も広く見回せるのは、ここだな。
……この場所から見る天上宮が、空と一番綺麗に重なるんだ。
[そんな説明をしながら登った先。
投げかけられる質問に一つ一つ答えつつ、自身も改めて天上宮を見渡して]
……ああ、そうだな……いや。
いつか、じゃないだろ。
君は、護るために、ここまで来たんだから。
そのための一歩は、もう、踏み出してる。
[微か笑みながら、そう告げる。
過剰なる陰気を鎮め、均衡を取り戻す事で多くを護る。
討伐隊に加わる、という事には、そんな意味もあるのだと、言外に滲ませて。*]