ああ。期待している。
[ニシンを仕舞いながら。>>122
直球で投げつけられた問いにかけに、独り言を拾われたのだと気付けば。]
…ディーターはもともとは島の外から来たんだったな。
[そう言えばそうだったと、改めて小さく頷いた。
ディーターの表情から、無意識に不安を煽るような態度をとっていたことに気付き。]
悪かった。
…俺達が気にしすぎなだけ、だろうきっと。
[自身と同じように、嫌な予感に胸を焦がしていた青年を思い浮かべると、まだ決定的な証拠は何もないんだと、言い聞かせる。]
多分、考えすぎなんだ。
……人狼なんて。
[それは気のせいであってほしいという。
愚かな祈りだったのかもしれない。]