人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


変わり者 アレクシス

[刃は皮一枚を切ったところで止まった。
朗々と告げられる声の主は、自身の与り知らぬところで話を勧めて行く。
結局なぜか、彼の城にて監視を受けることを条件に、死ぬはずだった命は現世に留められることになった。]

 これは、ありがとう、と言うべきなんでしょうかねぇ。

[黒ずくめの男たちが去り、踏まれた衝撃で痛む首をごきごき鳴らしながら起き上がる。
野茨公の名は知っていた。だが面識はなかったように思う。
訝しげな色を隠さないまま、不躾な視線を彼に浴びせた。]

 まぁ、自ら命を絶つような馬鹿な真似はしないので、お世話になります。
 あとたぶん、いろいろと面倒をかけます。
 私がいると、風当たりも強いでしょうし。

[貫かれた手の甲からは、未だ赤い筋が溢れている。
小屋に戻れば治療もできるが、数日放っておくだけでも治るだろうと、特に気にしていない。

しかしその選択で、彼>>69が呪を得る隙を作ってしまったことだけは、今でも歯噛みする思い出だ。]

(130) 2014/02/17(Mon) 01:51:34

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