最後って…。[>>124上体を起こし、頭を上げたソマリに首にしがみ付かれる。彼を抱き上げて運ぶのは一度やった事があるので問題はないが。]――分かった。[何と声を掛けてやればいいのかと惑った後に、男は首肯する。―もうすぐ朝焼けの頃だろうか。ソマリを抱き上げて、バルコニーへと向かう。]