僕は…… 莉紗も僕もいなくならない、皆がいる世界を作れるのなら、それはとても嬉しいし、素敵なことだと思います。 だけど、その結果、他の誰かの運命がマイナスになるというなら、 僕は、その中にいたくは、ないです。[死の運命を変えるには、それなりの対価が必要なはずだと思う。生死を覆すだけの対価は、一体いかなるものなのか。返答によっては――彼女を還さなければならない。]