[>>119と言った後、一瞬しん…となる。あぁ…判決を待つ被告人達はみんなこんな心境だったのだろうか。
そうだよな…さっきあったばかりのやつにこんなこと言われても…]
――――はいっ!
[ばっと顔を上げると、彼女の笑顔が見える。それは最初に会ったときに見た、いやそれ以上に輝く満面の笑みであった。]
(そうか、俺が見たかったベルの笑顔は…)
勿論!よろこんで!
[花火に誘ってくれた彼女に対しこちらも笑顔で答える。
さぁ、これから何を話そうか。いや、焦る必要はないのかもしれない。たかが隣町だ、これから会う機会はたくさんあるのだから。
花火会場は人だかりも凄いだろう。そう自分に言い訳をして俺は隣にいるベルの手をぎゅっと握ってみたのであった。*]