[水をかき分けながら進み、白の上に伏している公子の元へたどり着く。ユーリエの声に応えて動いたのは目にしたから、半分ほどは安堵した。] 殿下。お見事でした。[傍らに立ち、素直な賞賛を口にしたあと] ……あの程度の無茶は、しても叱責されぬものと思っておきます。[つまりは相当な無茶だったと、感心したような諫めるような複雑な声音で告げた。]