潜入が不得手なものは待機。 シュビト情勢に備えてください。 見つかった時、ただの斥候として見逃してもらえれば幸いですが、そうでない場合のリスクを減らします。[ 旅芸人や商人に化けるのが得意なのがいればそんな装束に、自身も主に北部の庶民が着る様な平服を、自室に戻って着替える。 自室も無論、つい先ほど与えられたばかりの借り物だ。 殺風景な空き室でしかなかったそこに、邪魔になる拳銃の預り証と、祖父の骨の一部が入った小袋を、置いておく。]