―現在・森の中―
[自分の耳でもぼそぼそとした不明瞭な音声しか拾っていなかったのに、急に明瞭な声が聞こえる。
それがソマリのものであることも、内容も頭には入っていたが、理解はしていなかった。
ただ、哄笑とも言うべきその異常な調子に>>114、不安が一気に膨れ上がり、
声がした方へ走り寄る。
そこには鉄の刃を振りかぶる手を、見慣れているようで見慣れない少年と、頑是なく、無邪気な子供。>>122
認識するが否や、飛び出していた。]
カレル!避けろ!!
[子供を庇おうと、両腕を広げる。カレルを抱き留め、刃から庇うように
動く。
1(6x1)
1.2:右肩に熱と衝撃を感じた。その後頭をぐらつかせる程の痛みが襲ってくる。
3.4:右の太ももに熱と衝撃を感じた、その後に頭をぐらつかせる程の痛みが襲ってくる。
5.6:何とか避けたが、勢いを殺しきれず、地面に転がる。]