[ その後立て続けに68,79,58と電撃鞭を振るい
ドロイドを気絶させることには成功したが。
少し歩いた先、床に落ちている紋章が目に入る。
ドロイドの物ではない。一般客の落し物だろうか。
届けられる宛ては無いが、拾い上げ見てみると。]
……金色の前髪の、馬……。
……マーティン……?
[ 漏れたのは、この紋章が飾られた船で共に飲んだ男の名。
船の近くで気分が悪くなり、倒れていた際に救助された記憶。
あの時から既に数十年が経過している。
年齢を考えると生きていても可笑しくは無い筈だが
既に引退している可能性もある。]