[人生の終わりに家族を安堵させて残された時間を心安らかに過ごすべく王宮へ向った姫と、仲良し双子を送り出してしばらくたった頃、シラーの宿でひとり酒を傾けていたところへ警吏が踏み込んできて、ユーリエの死を知っているかと訊ねた。] …多分、あんたたちより先にわかってたよ。 わざわざ俺を捜し出して知らせに来なくてもよかったのに。[感傷的に答えたら、相手は「では認めるのだな」と色めき立ち、あれよあれよという間に乱闘になった。]