[無言で頷いた直後、フランツの呼びかけ>>121が耳へ届く。残る魔物を排除せよとの言葉に力強く”おうっ!”と応じた。
塀の上から雨あられの如く矢が降り注ぎ、下で魔物と対峙する者も獅子奮迅の働きを見せる。其れを確認しながら矢を補充し、下へいる人々へ声をかけた。西門付近で妖術師が人質を取り、降参を勧告している>>96ことを知らせるために。]
オレは、西門へ助太刀に行ってくる!フランツにーちゃん、ここは任せた!
[そう告げた直後、従者に火付け用の布を用意してもらうよう指示を出す。
ただし火つけ用の厚手のものではなく、幅30センチ×長さ50センチ程度の大きさで十分だとの言葉には不思議そうな顔をされたものの。たまたま廃棄直前の古布が大量に見つかったので、油の樽と共に塀の上を伝って西門へ運んだ。]