ああ、やっぱりあんただったか……
俺は庭師のディタで、こっちが雛鳥のプリムラな。
とんでも無いじゃじゃ馬だが、仲良くしてやってくれ。
[そう、微笑んで]
しばらく前だが、上級楼主の坊主が探しててな。
あの金髪で生意気そうな。
[エレオノーレの様子を見れば、
脱走中という訳では無さそうだと察せられて。何処かのマリーとは大違いである。
とりあえず、伝言として伝えておいた]
しっかしあの坊主――――、
あんたに関しちゃ、随分ご執心みたいだったな……
どんな手練手管で誑し込んだのやら。
――――早めに帰ってやると良い。
[先程のファミルの様子を思い出し、そんな事を]