人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


元軍将校 ガートルート

「父様がよっぽどの自棄を起こすような事がありましたら…ソマリ従兄様のお手をお借りするかもしれませんが。
 それ以外ででしたら、何とかなります。
 私、館や領地の方々とは仲が良いのですよ?」

[根回し済みである、とどこか楽し気に妹は片目を閉じ。]

「さ、お早く。
 父様が兄様に刃物向けないうちにとっとと出て行って下さいませ。
 お二人が喧嘩なさったら、それこそ館が壊れて、私路頭に迷ってしまいます。」

[そう父親の怒りの矛先がこちらへ向かないうちにと、背を押した妹の姿は今でも忘れない。

その後家の私兵が自分を探すのに動いたとか、父親の抑え込みに妹が従兄弟の手を借りたとか、そんな話を風の噂には聞いていたが。
結局、妹にも、従兄弟にも、手紙ひとつ書かずに現在に至る。]

(129) 2015/03/07(Sat) 17:42:31

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