[魔法的な探知や探査は得意だが、物理的にそれを行う感覚は皆無に等しい。
その辺りはいつも『誰か』が請け負ってくれていたから、自然、任せる事が多くなっていたのだ。
その辺りは、気質と──常に『護られるべきもの』という立ち位置に置かれていたが故の事。
それだけに、こういう状況下での対処法にはとことん疎く]
……ええ、と。
[辿って来た気配の意図>>127など、気付く由もなく。
近くまで来た、と判じた辺りで歩みを止めた]
何方か、いらっしゃいますか?
[呼びかける声は常よりも弱く、か細い。
いつもは意識して低めにしているのだが、状況への困惑はそれを失念させていて。
柔らかなアルトが大気を震わせた]