[相変わらず優しい、自分よりも背の高い彼を見上げて>>123]う…そんな、今は怖ないて!昔はちょっとローゼンさんのコト、誤解してただけや。…女言葉やったり、とか。[そう、ごまかす。ひょんなことで知ったローゼンハイムの耳の形に怯えて、しばらく彼を避けまくっていたのは、はたしてどれほど昔だったか。意地悪に笑う彼の胸板を、この、と軽く叩いた。]