シモン…[ぱちぱちと瞬いた瞳が、はっと思い当たったように輝く。]あ……『お兄ちゃん』![ヨアヒム、と呼ばれればこくこくと何度も頷いて]帰って来てたの?うわーわーすげー![何が凄いのか自分でも良く分かっていなかったが、小さい頃何かと面倒を見てくれた『お兄ちゃん』はヒーローだったから。嬉しさに、胸を高鳴らせた。]