人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【2】監査局長 シュナウザー

―― 第二王子自室 ――

[ようやく仕事が一段落ついたのは、
完全に日が沈んでからのこと。]

 お褒めの言葉を賜り、光栄の至り。
 この身には怪我ひとつありませんが……
 ウェルシュ様こそ、ご無事で何よりです。

[その言葉の中に含まれているのは、
彼の身に何かあれば僕の野心は全てご破産、という打算と。
単純に、彼へ畏敬を向ける一家臣としての情の、二種類の安堵。]

 "彼女"は、我々を捕えることが目的だったようで、
 本気で銃撃するつもりはなかったようですから。

 臣は臆病者なので、本気で狙われていると知っていれば、
 きっと脱兎の如く逃げていたでしょう。

[冗談めかして微笑むけれど、僕だって自分の命は惜しい。
だから――。]

(128) 2017/04/28(Fri) 22:46:20

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