― 廊下 ―
[背中をくっつけていた体が動いた振動でハッとする]
…!
[じゅる、と涎を啜り上げてもぞもぞ、ころころ。
少し離れたところの床に座ってジェフロイの顔の方へ向く]
ジェフは好き
だからワタシ遠慮でキル、よ
[起き上がろうとする仕草を助けることのないかわり、渇いた兎は牙を剥かない。ひゅうひゅうと喉を鳴らした。
疲れたような微笑へ少し耳を揺らす]
食べなカったの。遠慮できるンだぁ♪くっつイた?
ちゃんとワタシちゃんト…腹ペコ、
[べとっとしている上着で顔の涎を拭いて、男の頭へ両手を伸ばした。渾身の友好的表現]