人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


斥候部隊長 ソマリ

[肩を貸すような形で、遺体を担ぎ上げる]

…――っふ、

[息があがる。重みに耐えかねた、左の脇腹が熱い。
真横にあるリエヴルの表情を横目に覗き込むと、
唇に朱を灯し>>3:720
不思議と穏やかな顔つき>>3:721だった。

…彼がトールと、浅からぬ仲であることは
なんとなく気がついていた。
トール卒業の年の春、2人が並んで仲睦まじく一頭の白馬に
跨っていたのが、今も記憶の隅にある。

彼と相打ちになり、戦局に一石投じたこの結末は――
リエヴルにとって満足がゆくものだったのかどうか。

其れを推し量る術は、今は彼の表情の上にしか残されていない]

(128) 2013/06/21(Fri) 12:08:13

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