[すれ違うように突き進んだ先にいた、騎兵を一人突き倒すようにハルバードを突き立て、その反動と馬術によって馬首を素早く返す強引な方向転換ゆえに速かったのはあちら>>125だが、その柔な動きと馬術の技量をもって態勢が整っていたのはこちら一撃目の突きはその速さをもって左脇腹に入る。鎧の隙間を狙えたのは運か技量か。だが隙間故に深手とまではいえず二撃目には反撃はせずに自らも体当たりするように近づき、首に迫った刃を肩ごと首をそらすようにして、避け、数本の白髪交じりの髪が戦場に散る]