― 島 草原 ―[じり、と徐々に範囲を狭められ、どこから飛び掛ってくるかを神経を尖らせる。左手側で跳躍しようとする気配を感じ視線を向けると、その反対方向から風を切る音>>121が聞こえた]シロウ…!す、すまぬ…。[窘めの言葉>>123に言い訳の言葉も出ない。自分の技量の足りなさに情けなささえ抱き始めた。胸に走る傷がじくりと痛み、右手で緩く押さえる]