ー午後、宿ー>>127グレートヒェン
[相手と挨拶を交わした後は、テーブルの方へと近づいて行きました。
腕には勿論、ビーグルの仔犬を抱えたままです。
けれど、近づいてくれば何やら相手に違和感を覚えます。
昨日までは無かったはずのもの。
思わずそこを見てしまってから、仔犬について尋ねられてビクっと体を跳ねさせてしまいました。
悪いことをした訳ではありませんが、つい視線がそこに行ってしまった事に罪悪感を覚え、頬が朱に染まります]
もんげー?!
あっ、この子お店の裏で拾ったずら!
他のこ達は新しい飼い主さん探せたけど、まだこの子は新しい飼い主さん探してる最中ずら。
もう、お前さんはおらと一緒に来るずらー?
[それでも、腕の中ですやすやと眠る仔犬にそっと話しかけては柔らかな笑みを浮かべます。
仔犬はわかっているのかいないのか、穏やかに眠り続けていたのでした]
グレートヒェンさんは、なしてこんなトコでぼんやりしてたずら?