人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


船を愛する領主 ウェルシュ

―ヴァイスメーヴェ:甲板―

 タクマさんっ……!

[>>89 緊張した面持ちで、甲板を抜ける。
汗で冷えた肌を、海風がひゅうと掠めていく。
タクマを始め、海軍の面々が険しい顔つきで、眼下の海に浮かぶ船を眺める。
ウェルシュもそれに倣い、ヘーゼルの双眸を細める。]

 あれは……
 
[双眼鏡の類を持っていないため、誰が乗っているかなんてウェルシュには判断がつかない。
しかし、その船自体には見覚えがあった。

>>115 あれはいつのことだっただろうか。
古い商船を、ストンプで武装商船へと生まれ変えた双子星。
仕事には人一倍厳しい父も、皺だらけの顔を浮かべて喜んでいたと記憶している。]

(128) 2015/11/06(Fri) 22:41:07

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