人狼物語−薔薇の下国

383 【SF人狼騒動RP村】 Sleeping Silver  Sheep  〜 猫と兎も 勘定に入れません 〜


二等航海士 ダーフィト

 
 『 我が友に捧ぐ。 』

[共に折り込まれていた紙片にはそう記されていた。
鈍く光を照り返す金属片の正体が釣り針の一部だと
知れたのはその時だ。
そして師が何を目的に船に乗ったのかも理解できてしまった。

恐らくは、自分のために別の星くんだりまで探しに行ったのだ。
嗚呼、大馬鹿だ。その為に自分が犠牲になるなんて。

師は、一般的に見れば酷く奇妙な人物だった。
騒ぎでも起きれば真っ先に疑われる。
それほどまでに変人ではあったが、
ダーフィトは彼のことが嫌いではなかった。

大馬鹿野郎だと何度口にしたか覚えてもいやしない。
整理がついたのはそれから大分後になってからだった。*]

(128) 2015/10/12(Mon) 20:07:17

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