カレルの脚力もだいぶついてきたし。 そろそろ、約束果たしてもいいかな。[以前にカレルと部屋で交わした、自分の技を教えると言う話をきりだしたのは、この頃だったろう。かわいい教え子たちに――子供のように思っている生徒たちに――血腥い、暗殺などの技を教えるつもりはないが。それでも、希望者だけの特別授業では、東方由来の剣術や体術の一部を教えた。一番熱心で、一番飲み込みがよかったのは、カレルだったろうか]