― 水軍旗艦『八幡』・甲板 ―
[巨大烏賊の船上への引き上げは、流石に無理だった、らしい。
食べられるものなら味見くらいはしてみたかったが、まあ討伐したのもあちら側だし、ないものねだりではあるか。
それに船の食糧庫は、既に海老の臨時収穫で満杯であった]
持ち込みの食糧は保存が効くものだし、消費するなら海老の方からだろうな。
[状況が落ち着いたこともあり、既に調理担当は慌ただしく動いている。
先が読めない以上、今の内に食事を済ませるのはありかもしれない]
『焼き海老切り分けてますよー!
味見如何ですかー!』
[炎の術で焼けたものやら、簡素な料理であれば既に用意されているようだ*]